妊娠中から、産後の夜泣きや寝不足が一番心配でした。
寝不足になると、些細なことでイライラしてしまうし、体調も崩しやすくなります。それでも、我が子のためなら頑張るしかない。そう思っていましたが、実際に経験してみると、やっぱりしんどかったです。
新生児の頃は、3時間おきにミルクをあげる生活でした。とはいえ、息子はミルクを飲んだあとは比較的まとまって寝てくれていたので、その間は私も眠ることができました。
もちろん、慣れない育児でずっと寝不足ではありました。それでも、今振り返ると、後から経験した夜泣きに比べればまだ楽だったと思います。
家事は、無理して頑張らなくても何とかなります。最低限の清潔さを保てていれば大丈夫。
これから出産を迎える方には、何よりも睡眠を優先してほしいです。子どもによって違いはありますが、私は妊娠中から息子が1歳4ヶ月になるまで、3時間以上連続で眠れた日は3回あったかどうか……。
頼れる旦那さんやご両親、義両親がいるなら、ぜひ頼ってください。家族に頼るのが難しければ、自治体などの公的な支援を利用するのも一つの方法です。
前置きが長くなりましたが、今回は、息子が生後2ヶ月の頃に経験した、予防接種2回目の日の夜のお話です。
予防接種2回目。いつもと違う夜の始まり
当時の息子は、育児書やネットで調べると出てくるような特徴や気質が多く、比較的平均的な子という認識でした。現在も、身長や体重は成長曲線の真ん中あたりです。
そのため、予防接種2回目の日がこんなに大変な夜になるとは思っていませんでした。
1回目の予防接種では、微熱程度まで体温が上がったものの、特に気になる様子はありませんでした。ミルクも普段どおり飲み、よく眠り、翌日には平熱に戻っていました。
今回も前回と同じような感じだろうと思っていたのですが……。
夜20時頃から、息子がなかなか泣き止まなくなりました。
いつものミルクの時間だったので、お腹が空いているのかな?と思い、ミルクをあげることに。
飲み終えると、しばらくして眠ってくれました。
「やっぱり、お腹が空いていただけか」
そう思って布団に寝かせたのですが、数分後には再び泣き始めました。
あれ? なんだか身体が熱い……。
もしかして、予防接種の副反応で熱が出ているのかな?
そう思って熱を測ると、38℃ありました。
ロンパースを着せていたので、肌着だけにして、しばらく抱っこをしていると泣き止んで眠ってくれました。
「暑かったんだね、ごめんね」
そう思いながら、そっと布団に寝かせようとした、その瞬間。
「うぇーーーん!」
再び泣き始めてしまいました。
これが噂の「背中スイッチ」か……。
このとき、今夜は長くなるかもしれないと覚悟しました。
抱っこをしたまま、夜を乗り切る
息子はまだ生後2ヶ月。首も座っていなかったので、長時間抱っこし続けるのも大変でした。
そのため、私はソファーに座りながら抱っこをすることにしました。
私が息子を抱っこしている間、夫は2人分の食事やミルク瓶の片付けなどを担当してくれました。
夕食もお風呂も、交代で息子を抱っこしながら何とか済ませました。
そして、時刻は0時頃。
「さすがに、もう布団に置けるんじゃない?」
そう思い、もう一度チャレンジしてみることにしました。
夫婦2人で、泣かないで、起きないで……と念じながら、慎重に息子を寝かせます。
右手を抜いて、左手を抜いて……。
成功!?
やった!
夫と顔を見合わせた、その直後。
「ふぇーん……」
もう一度、顔を見合わせる私たち。
「やっぱりダメか(笑)」
そんなやり取りをしながら、2時頃までは1時間おきに布団に寝かせることに挑戦しました。
しかし、何度やっても失敗。
ついに諦めました。
抱っこを交代してもらえるのは助かります。でも、夫婦2人とも寝不足になってしまっては、翌日も大変です。
そこで、私は夫にこう提案しました。
「朝まで私が抱っこするよ。2人とも倒れたらどうしようもないし。その代わり、朝起きたら交代して、寝させてね」
夫も同じように考えていたようで、
「わかった。今日はよろしく」
と言って、休んでくれました。
さあ、朝まで長いぞ〜。
そう思いながら腕の中を見ると、息子はスヤスヤと眠っています。
かわいい。
本当にかわいい。
……でも、できれば布団に置いても、そのまま寝てくれませんかねぇ。
そんなことを思っていました(笑)。
眠気との戦い。気づけば外が明るくなっていた
出産してから、3時間おきの慣れない授乳やミルクで寝不足が続いていた私。
ソファーに座って息子を抱っこしていると、何度も意識が飛びそうになりました。
はっ!と目が覚めては、息子を落としていないか確認する。
抱っこしながらテレビを見たり、スマホを触ったりすることはできましたが、それよりも眠気がつらくて、何とか抱っこを続けるのが精いっぱいでした。
そして、ふと気づくと、カーテンの外が明るくなっていました。
時計を見ると、朝6時前。
あともう少し……!
夫が何時に起きてくるのかは分かりませんでしたが、夜が明けたというだけで、気持ちが少し楽になりました。
そして、朝7時頃だったと思います。
夫が起きてきて、声をかけてくれました。
「おはよう。お疲れ様。今から寝るだろ? 変わるよ」
その言葉を聞いて、私は息子を夫に渡し、速攻で布団へGO!
次のミルクや授乳の時間までは、寝かせてもらうことにしました。
眠気が限界だったので、布団に倒れ込んだ瞬間、意識が途切れました。
泣いていないのに目が覚める? 産後の母ってすごい
あれだけ眠かったのに、不思議なことに、ミルクや授乳の時間になるとちゃんと目が覚めました。
「泣いてる!」
そう思って目が覚めたのですが、実際には息子は泣いていませんでした。
それでも、ちょうどミルクや授乳の時間だったので、あげ終えると、息子は再びスヤスヤと眠りにつきました。
産後の母ってすごいですよね。
身体は限界なのに、赤ちゃんのお世話をする時間になると、自然と目が覚めてしまうんです。
そんなことを実感しました。
そして、夫からうれしい報告が。
「熱、下がってる。布団に置けるかも」
これはチャンス!
もう一度、布団に寝かせてみることにしました。
息子と身体をギリギリまで密着させたまま、ゆっくりと右手を抜き、続いて左手を抜いて……。
成功!!
このときは、夫とハイタッチしました。
「2人して、きっつかったな〜!」
「眠い!」
そんなふうに笑い合いました。
あの夜を一緒に乗り越えた感じがして、今でも印象に残っています。
その後、夫が「まだ寝るだろ? 買い物行っとく」と言ってくれたので、お言葉に甘えて、次のミルクや授乳の時間まで再び眠ることにしました。
息子の熱が下がったことに安心したからか、このときは深く眠れた気がします。
本当に、ほっとしました。
大変だったけれど、忘れられない一日
息子が生後2ヶ月の頃に経験した、予防接種後の長い夜。
何度も布団に寝かせようとしては失敗し、眠気と戦いながら朝を迎えました。
当時は本当に大変でしたが、夫と協力して乗り越えられたこと、そして息子の熱が下がって安心したことも含めて、今でもとても印象に残っています。
もちろん、子どもの性格や体質、その日の体調によって、夜の過ごし方はそれぞれ違うと思います。
だからこそ、これから出産を迎える方や、今まさに寝不足と戦っている方に伝えたいです。
家事は後回しで大丈夫。ひとりで頑張りすぎず、眠れるときには少しでも眠ってください。
赤ちゃんのお世話は、どうしても睡眠が細切れになりがちです。
家族や周囲の人、公的な支援も頼りながら、どうか自分の身体も大切にしてくださいね。
私自身も、これからも無理をしすぎず、周りに頼りながら子育てしていきたいと思います。

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